【再開発】リニア神奈川県駅・橋本駅南口工事現場の様子と変遷(2019年~2023年)
橋本駅南口付近で行われている、リニア新駅(神奈川県駅)の工事の様子を紹介します。本記事では2019年~2022年までの1年ごとの変遷を追っていきます。
神奈川県駅工事の概要 (橋本駅南口再開発)
リニア中央新幹線では品川~名古屋までの区間において、通過する各都県(東京・神奈川・山梨・長野・岐阜・愛知)にそれぞれ1つの駅が設置されます。神奈川では相模原市を代表するターミナル駅である橋本駅にリニアの新駅が設置されることになっており、駅南口の相原高校跡地を中心とした再開発事業と併せて工事が進められています。
橋本駅南口相原高校跡地 (リニア新駅建設予定地)
なお、リニア新駅の設置に伴い京王相模原線の駅を南側(アリオ橋本寄り)に移設する計画もあります。リニア新駅(のホーム)は高校跡地の南側に建設されるので、実現すれば乗換の利便性がかなり向上するでしょう。
2019年時点の様子
2019年、ついに橋本駅南口の相原高校跡地でリニア中央新幹線神奈川県駅の工事が始まりました。
駅南口から見た相原高校跡地の全景
この時点ではまだ相原高校の校舎も一部残っており、工事としては解体作業がメインのようでした。掘削などはほとんど行われていなかったように思われます。
相原高校旧校舎の解体作業が進む
がらんとした高校跡地
2019年時点での工事の様子はYoutubeの方にも投稿していますので、興味のある方は参照してみてください。
2020年時点の様子
2020年時点では解体工事も終わり、本格的な工事に向けた準備工事・仮設工事が行われていたほか、一部では掘削に向けた準備(山留め工事)が行われていました。山留め工事とは、穴を開削する際に周囲の地盤が崩れてこないよう構造壁を設置する工事のことを言います。
駅南口から見た相原高校跡地 数多の重機が土を掘り起こす
駅南口の歩道橋から見た工事の様子
黄色の重機がくるくると回転して山留めを行っている
アリオから見た工事の様子
2020年時点での工事の様子はYoutubeの方にも投稿していますので、興味のある方は参照してみてください。
2021年時点の様子
2021年時点では本格的な工事に向けた準備・仮設工事はほぼ完了しており、実際に地下への掘削・開削が始まっていました。
駅南口から見た工事の様子
実際に地下へ掘り始めているのがわかる
ただし、相原高校時代の門や外壁については一部まだそのまま残っていました。
相原高校時代の門と外壁
また橋本変電所付近(橋本子どもセンター前交差点付近)で工事スペース確保のため、一部道路で通行止めが発生していました。
相模原市道相原高校前通
通行止めの案内
その他は、2020年と比べて特に目立った変化はありませんでした。
2021年時点での工事の様子はYoutubeの方にも投稿していますので、興味のある方は参照してみてください。
2022年時点の様子
2022年になると、盛り土・残土の量がかなり増えていました。掘削がかなり進んだことが伺えます。
駅南口から見る大量の残土
盛り土
これらの盛り土は、22年10月に行われた工事現場の見学イベントに活用されたそうです。
なお、相原高校時代の門と外壁は21年と変わらずそのまま。
相原高校時代の門
駅西側の相原高校前通では、橋本子どもセンター前交差点付近まで工事に伴う迂回措置(仮道の設置)が行われていました。21年時点ではこの道は真っ直ぐでしたから、大きな変化と言えます。
相原高校前通の迂回措置
2022年になると工事は国道16号付近まで伸びていました。16号付近の地下がリニアホーム西端名古屋寄りとなる予定です。
国道16号付近の工事の様子
2022年時点での工事の様子はYoutubeの方にも投稿していますので、興味のある方は参照してみてください。
2023年時点での様子
南口歩道橋から見る工事の全景
2023年に入ると、2022年時点と比べてさらに残土(土嚢)の量が増えていました。
盛り土と残土
盛り土に設置されたスロープ?のようなもの (さがみはらリニアひろば)
2023年時点でも、北側にある相原高校時代の門や外壁はそのまま残っていました。ただし、奥に土嚢の山が出現するなど、風景としては一変しています。
相原高校時代の門
相原高校時代の外壁
駅西側の道路(相原高校前通)で2022年に実施されていた迂回措置は、2023年末時点では全て終了し、元通りとなっていました。2021年とほぼ同じ直線の状態に戻っています。
迂回措置が終了した相原高校前通
国道16号付近については、2022年当時と変わらず、引き続き工事が進められていました。
橋本変電所前での工事の様子
国道16号と工事現場
なお、リニアの工事は橋本駅南口周辺だけでなく、駅の東側(京王相模原線高架下)においても進められています。2023年時点では、用地の確保などが着々と進められているようです。
京王相模原線高架下付近