【廃線探訪】立川陸軍航空廠 中神引込線廃線跡を紹介
東京都昭島市にある、中神引込線の廃線跡を紹介します。
※写真は全て2023年と2025年に撮影
目次
概要
概要
昭和記念公園の周辺は戦時中は陸軍航空工廠、戦後は米軍立川基地として使用されており、その関係で青梅線からはかつて軍用の専用引込線が伸びていました。1977年に立川基地が全面返還されたことで、この引込線は役割を終えて廃線となりますが、その痕跡は今日 (本記事執筆時点) でも確認することができます。
地図情報
実際の写真
中神駅北口
廃線跡巡りはここからスタート。かつてはコインパーキングの辺りも線路となっていて、ここから中神引込線が分岐していました。
砂川街道踏切の周辺
かつてはちょうどこの辺りを線路が走っていました。
よくよく目を凝らすと、踏切付近にはレールの跡らしきものも。気のせいかもしれませんが、場所的には矛盾しない位置にあります。
多摩大橋通り付近の線路沿い
フェンス越しに、レールのようなものが見られました。
中神引込線通り
かつて線路があった場所をほぼそのままなぞるような形で道路が走っています。
転てつ器の跡
モニュメントのような形で、転てつ器とレールの跡が置かれています。
当時はここで線路が分岐し、二手に分かれて並走するような形で立川陸軍航空廠 (現在の昭和記念公園玉川上水口付近) へと向かっていました。
むさしの公園内のレール跡1
むさしの公園内のレール跡2
初秋に訪問した際は草に覆われてほとんど見えなかったため、冬に再訪問して撮影しました。時期的には、冬から初春くらいがベストと思われます。
線路跡のすぐ傍には、信号柱の跡も残っていました。
廃線跡モニュメント
あくまでもモニュメントであって、当時からこのような施設があったわけではありません。